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富岡 哲史; 藤澤 真; 井崎 賢二; 塩谷 聡
no journal, ,
原子力施設等で皮膚や頭髪等に放射性物質による汚染が発生した場合、除染手段としては、濡れウエスによる拭き取りや大量の流水でかけ流す方法、中性洗剤等の洗浄剤を用いて除染するといった方法が基本となる。しかし、これらの方法は長年の経験により適宜組み合わせて実施されてきたものであり、現在までの技術進歩はあまり反映されていないといえる。例えば、ビューティー・ヘルスケア分野の美容器具等を転用することによって、より効率的な身体除染が可能であると考える。そこで、本研究では、複数の市販洗浄剤や洗浄効果が期待できるマイクロバブルシャワー等による除染効果を、微粒子可視化システムと模擬汚染を使用したコールド試験、及び豚皮と放射性物質を使用したホット試験により評価し、身体除染への適用可能性についての検討を行った。
藤澤 真; 富岡 哲史; 井崎 賢二; 塩谷 聡
no journal, ,
放射線管理を行う上で、作業員の着用する防護衣・呼吸保護具の表面に付着した放射性物質の飛散を予測することは、除染補助者や除染場所への汚染拡大防止の観点から重要である。そこで本試験では、防護衣等の拭き取り除染後の汚染の残存状況や、脱装時における汚染の飛散状況を評価した。評価方法として、ビニールスーツ、全面マスクやゴム手袋に放射性物質を模擬した蛍光塗料を付着させ、濡れウエスによる拭き取り及び脱装を行った。その後、微粒子可視化システムを用いて、蛍光塗料の面積変化や飛散具合を撮影することによって、拭き取りによる除染効果及び模擬汚染の広がりを定性・定量的に評価した。その結果、ふき取り試験では全面マスクの面体端部や凹部に、ビニールスーツでは裾部に汚染が残存しやすいことが確認でき、ゴム手袋脱装試験では、指先をすぼめ、ゴム手袋装着側の手を抜くように脱装することで汚染の飛散が少ないことが確認できた。